ヤッターマン YATTERMAN

タツノコプロ『タイムボカンシリーズ』の一番のヒット作にして、日本人のスタンダードにもなっているアニメを実写化した三池崇史監督による実写作品です。
ファンであればあるほど、『ヤッターマン』実写化は無理だろう、とソッポをむいていたところはあると思います。私もそうでした。それが、観てみるとすごく面白い。アニメとは違った方面から完成度の高い作品を拵えていて、なかなか見応えがありました。
2009年の邦画収入でもトップ10内に入ったほかにも、アニメや漫画を実写化した作品の中でも満足度としてはかなりの上位に入るのではないか、と私見では思っています。
キャスティングとしては、深田恭子さん演じるドロンジョ様がかなりのはまり役でした。アニメでは小原乃梨子さんによる妖艶さばっちりのキャラクターなのですが、実写版では姉御肌ではありつつも、24歳という設定年齢相応の一生懸命さや純情さを漂わせており、コケティッシュでした。『タイムボカンシリーズ』で小原さんが演じられる女ボスがどんどん引き継がれていくたびに、阿婆擦れぶりが強調されがちになるのですが、もしかすると、笹川ひろし総監督がドロンジョ様に抱いているイメージは深田さんバージョンに近いのかな、とも思わされます。
また、生瀬勝久さんが演じられるボヤッキーがいいんです。こちらも、八奈見乗児さんの声のイメージがあまりにも強すぎる分、非常にやりにくかったと思うんですが、つかみどころがないながらも意外と純情な彼を演じ切っていたと思います。ケンコバさんのトンズラーも良い味を出していました。
そして、ボカンシリーズだけあって、福田沙紀さんのアイちゃんに対してもちょっとエッチなネタがあったり、小原乃梨子さんとたてかべ和也さんが出演されていたり、などの遊びも存分に楽しませてもらえました。

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