君の膵臓をたべたい。名前にひかれました

このタイトルに惹かれて原作を買い、実写映画化の一報で鑑賞を考えたが、同時にアニメ化の情報が発信され、さてどうしたものかと考え未読ではあったがこのタイトルから推定してどこかファンタジックな要素を感じ生々しくないアニメでの鑑賞を決断しました。
結論、アニメでの鑑賞は大正解だと思いました。
アニメならではの表現が生かされていたのは桜良の死後、共病日記(病気と共に生きる)を春樹が読んでいるシーンで桜良が星の王子様の世界を模した世界で飛び回って春樹に生前も言えなかった気持ちを語り本当に桜良と春樹は必然で結びついていたんだと語るシーンこれはアニメでしか表現しえない感動的なシーンでした。
九州旅行や桜良の部屋での出来事などは実写だと生々しく見えてしまうと思うし花火のシーンもあんなに感動的にならなかったと思います。
全編にわたり桜良は元気で奔放です。それが膵臓を患っているとは思えず春樹はどこかまだまだ一緒にいられると思っていたのではないでしょうか。
しかし、終わりの日は唐突に訪れます、病気ではなく犯罪に巻き込まれて。
死にそうになったらちゃんと言うよ。桜良は言った。しかしあまりにも唐突な別れ、会う約束などしなければよかった。春樹は悔やんだでしょう。
私も何故犯罪に巻き込まれて?と思いました。しかし、命というのは危ういものなのだと作者は表現したかったのではと。でもあまりにも切ないですよね。
しかし、春樹は勇気を振り絞って桜良のご霊前に向かいます。そして桜良の母親から共病日記を渡され読み、君の膵臓を食べたいとの一文を読み自分のメールと一文たがわぬ内容に驚きひとしきり泣いて帰りがけ、母親にこんどいっか恭子ちゃんも一緒に食事に行きましょう。と。
1年後、一連の事実を知った恭子と一緒に墓前にいる春樹。さあ桜良の家に行くわよ。
振り返ると桜良がいたように墓石に桜のひとひらが。

友人以上恋人未満そんな2人の関係性に私は「愛」が間違いなくあったと思います。
とにかくこれはアニメーションという技法を用いたからこそなしえた世界。
桜良のイノセンスな笑顔を忘れることはないでしょう。

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